空腹について

なるべく食事を控えている。(お昼以外ね。)よって非常にしばしば空腹である。
空腹であると、空腹であるということしか考えられなくなる。胃袋が、なんか熱い。
僕は先日のJリーグ開幕戦のテレビ中継で見た、浦和レッズのワシントン選手の身長と体重を思い出す。
彼は私より身長が10センチ高く、体重は5キロほど軽い。
それでも彼は「大柄な選手」と評されていた。熱い胃袋にコップ一杯の水を流し込み、
そのワシントンの体格を思い出すことで、僕は空腹をやり過ごす。
それでもダメなときは、前の免許証の、自分の写真をみる。四隅に穴を開けられた
免許証に写っている僕は、今はすっかり角の取れてしまったアゴを持っている。
アゴが、なんかシュッとしている。コップ一杯の水と、その免許証で、僕は空腹をやり過ごす。