吉幾三

金曜日、オフィスの引っ越しのため19時過ぎに会社を出て、
久々になじみの洋食屋へ。カウンターだけの小さく、薄汚い店だが、ここはボリュームがあり、大変おいしい。
マスターは渋く、ママさんの化粧は濃い。
おいしいのだが、ちとオイリーに過ぎており、東京に来て私がふくよかになったのはこの店のせいだと、僕は密かに思っている。
ピークの時間にはまだちと早く、客は僕一人。
そこに、吉幾三はやってきた。マスターとも懇意らしく、
気軽に話をしている様子。僕は大して感慨も無く、文庫を片手に黙々と夕食を喰らう。
しっかし、東京来て(もう2年近くなる)初めて間近でみた芸能人が吉幾三かよ。